ASP.NET MVCのルーティングの仕組みを完全解説!初心者でもわかるURLと画面のつながり
生徒
「ASP.NETで、URLを入力すると画面が表示されますよね?あれって、どうやって決まっているんですか?」
先生
「それは『ルーティング』という仕組みで決められています。URLと処理内容を結びつける大切な役割を持っています。」
生徒
「URLとプログラムがつながっているんですね。なんだか難しそうです…」
先生
「大丈夫です。住所と目的地の関係だと思えば、とてもシンプルですよ。」
1. ASP.NET MVCのルーティングとは?
ASP.NET MVCのルーティングとは、ブラウザからアクセスされたURLを見て、「どのコントローラーの、どの処理を実行するか」を決める仕組みです。パソコンでWebサイトを見るとき、私たちはURLを入力しますが、プログラム側ではその文字列を手がかりに処理を分岐しています。
たとえば、住所を見て目的の家を探すように、ASP.NET MVCではURLを見て表示する画面を探します。この案内係の役割をしているのがルーティングです。
2. MVCとルーティングの関係
MVCはModel・View・Controllerの略で、役割を分けて開発する考え方です。ルーティングは、この中のControllerに強く関係しています。
URLにアクセスがあると、まずルーティングが働き、「どのControllerの、どのActionメソッドを呼ぶか」を決めます。その後、Controllerが処理を行い、Viewを通して画面が表示されます。
つまり、ルーティングはMVC全体の入り口であり、最初に通る重要な場所だと言えます。
3. 既定のルーティングの仕組み
ASP.NET MVCでは、最初から既定のルーティングが用意されています。これにより、特別な設定をしなくてもWebアプリが動きます。
app.MapControllerRoute(
name: "default",
pattern: "{controller=Home}/{action=Index}/{id?}");
この設定では、URLの最初の部分がController名、次がAction名として扱われます。何も指定しなかった場合は、HomeコントローラーのIndexアクションが呼ばれます。
id?の「?」は省略可能という意味で、なくてもエラーになりません。
4. URLとController・Actionの対応関係
たとえば、次のようなURLがあったとします。
https://example.com/Product/Detail/5
このURLは、ProductControllerのDetailアクションを呼び出し、5という値を渡します。コードで表すと、次のようになります。
public class ProductController : Controller
{
public IActionResult Detail(int id)
{
return View();
}
}
URLの文字とメソッドが直接つながっているため、ルーティングを理解すると、画面遷移の仕組みが一気に見えてきます。
5. 属性ルーティングの基本
ASP.NET MVCでは、コードの上に属性を書く属性ルーティングも使えます。これは、URLの形をコードに直接書く方法です。
[Route("hello")]
public IActionResult Hello()
{
return View();
}
この場合、/hello にアクセスすると、このアクションが実行されます。URLと処理の関係が一目で分かるため、小さな画面や決まったURLでは便利です。
6. ルーティングが見つからないときの動き
URLに対応するルーティングが見つからない場合、ASP.NET MVCは404エラーを返します。これは「その住所には家がありません」という状態です。
初心者のうちは、Controller名のスペルミスや、Action名の間違いでこのエラーが出やすいです。URLとコードの名前が一致しているかを、落ち着いて確認することが大切です。
7. ルーティング設計で意識するポイント
ルーティングを考えるときは、人が見て分かりやすいURLを意識します。意味のある英単語を使うことで、ユーザーにも検索エンジンにも理解されやすくなります。
また、ControllerとActionの役割を整理しておくと、URL構造も自然に整います。ルーティングは後から変更すると影響が大きいため、最初に基本を押さえておくことが重要です。
8. 初心者がつまずきやすいポイント
ASP.NET MVCのルーティングでは、「URLを打ったのに画面が出ない」という経験をよくします。その多くは、ルーティングの理解不足が原因です。
URL・Controller・Actionの三点セットを常に意識し、「このURLは、どの処理につながるのか」を紙に書いて整理すると、理解が早くなります。