カテゴリ: VB.NET 更新日: 2025/12/06

VB.NETの配列(Array)の作り方と基本操作を徹底解説!初心者でもわかる入門ガイド

VB.NETの配列型(Array)の作り方と基本操作
VB.NETの配列型(Array)の作り方と基本操作

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「VB.NETでたくさんのデータをまとめて管理したいんですけど、どうすればいいですか?」

先生

「そんなときは配列(Array)を使うと便利なんだよ。」

生徒

「配列ってなんですか?数字や文字の変数はわかるんですけど…」

先生

「配列は『同じ種類のデータをまとめて入れておける箱』みたいなものなんだ。順番に並んでいるから管理もしやすいんだよ。」

1. 配列(Array)とは?

1. 配列(Array)とは?
1. 配列(Array)とは?

配列とは、同じ種類のデータをまとめてひとつに管理できる仕組みです。例えば「5人の点数」「10個の商品名」「7日分の気温」など、ひとつずつ変数を作るのではなく、ひとつの配列に入れることで簡単に扱えます。

イメージとしては「ロッカーの番号つきの箱」に似ています。箱の中には同じ種類のものしか入れられません。そして、箱には番号(インデックスと呼びます)がついていて、その番号を使って中身を取り出すことができます。

2. 配列の基本的な作り方

2. 配列の基本的な作り方
2. 配列の基本的な作り方

配列を作るには次のように書きます。


Dim scores(4) As Integer

このコードは「整数を入れる配列を用意し、0番から4番まで合計5個の箱を作る」という意味です。配列は0から始まるので注意しましょう。

データを入れるときは次のように書きます。


scores(0) = 80
scores(1) = 90
scores(2) = 75
scores(3) = 88
scores(4) = 95

取り出すときは、番号を指定します。


Console.WriteLine(scores(2)) '3番目の値(75)が表示される

75

3. 配列を一度に初期化する方法

3. 配列を一度に初期化する方法
3. 配列を一度に初期化する方法

配列は宣言と同時にまとめて値を入れることもできます。


Dim fruits() As String = {"りんご", "みかん", "ぶどう"}

この場合は3つの文字列が入った配列が作られます。


Console.WriteLine(fruits(0)) 'りんご
Console.WriteLine(fruits(1)) 'みかん
Console.WriteLine(fruits(2)) 'ぶどう

4. 配列の長さを調べる

4. 配列の長さを調べる
4. 配列の長さを調べる

配列の大きさ(要素数)を調べたいときは、Lengthプロパティを使います。


Dim fruits() As String = {"りんご", "みかん", "ぶどう"}
Console.WriteLine("配列の長さ: " & fruits.Length)

配列の長さ: 3

5. 配列を使った繰り返し処理

5. 配列を使った繰り返し処理
5. 配列を使った繰り返し処理

配列に入っているデータを順番に処理したいときは、For文やFor Each文を使うと便利です。

5-1. For文を使う方法


Dim scores() As Integer = {80, 90, 75, 88, 95}

For i As Integer = 0 To scores.Length - 1
    Console.WriteLine("スコア" & i & ": " & scores(i))
Next

5-2. For Each文を使う方法


Dim fruits() As String = {"りんご", "みかん", "ぶどう"}

For Each fruit As String In fruits
    Console.WriteLine(fruit)
Next

For Eachを使うと、インデックス番号を意識せずに配列の中身を順番に取り出せます。

6. 配列の値を変更する

6. 配列の値を変更する
6. 配列の値を変更する

配列は後から値を変更することもできます。


Dim fruits() As String = {"りんご", "みかん", "ぶどう"}
fruits(1) = "バナナ"
Console.WriteLine(fruits(1))

バナナ

7. 配列の便利な使い道

7. 配列の便利な使い道
7. 配列の便利な使い道

配列は、複数のデータを効率よくまとめるのにとても便利です。例えば「学生の点数を平均する」「商品の名前を一覧表示する」「曜日を管理する」など、実際のアプリケーションでよく使われます。

次の例では、配列を使って合計点と平均点を計算しています。


Dim scores() As Integer = {80, 90, 75, 88, 95}
Dim total As Integer = 0

For Each score As Integer In scores
    total += score
Next

Dim average As Double = total / scores.Length
Console.WriteLine("合計: " & total)
Console.WriteLine("平均: " & average)

合計: 428
平均: 85.6

8. 配列を学ぶときの注意点

8. 配列を学ぶときの注意点
8. 配列を学ぶときの注意点

配列を扱うときに気をつけたいポイントをまとめます。

  • 配列のインデックスは0から始まる(1からではない)。
  • 配列の大きさは固定で、後から増やすことはできない(増やすときはListなど別の仕組みを使う)。
  • 配列は同じ型のデータしか入れられない。

まとめ

まとめ
まとめ

VB.NETにおける配列(Array)は、複数のデータをひとまとめに扱える便利な仕組みであり、プログラムの基礎として必ず押さえておきたい重要な概念です。ひとつひとつの値を別々の変数に入れるのではなく、同じ種類のデータを整然と管理できるという点で、配列は多くの場面で役に立ちます。配列の扱い方を理解していくと、データの一覧処理や繰り返し処理が自然と書けるようになり、VB.NETでのプログラミングが格段にしやすくなっていきます。 配列は「同じ型のデータを連続して保存する箱」であり、それぞれのデータにはインデックスと呼ばれる番号が振られています。この番号を使って値を取り出したり変更したりできるため、大量のデータを扱うときでもスムーズに処理できます。また、宣言時に決めた長さは変えられないという特徴があるため、用途に応じて配列の大きさを考えておくことも重要です。初心者がよくつまずくポイントとして「インデックスが0から始まる」という点がありますが、これを理解すると繰り返し処理や配列の管理がより明確になります。 配列を使う場面としては、学生の点数をまとめたいときや、商品の名前を一覧で扱いたい場合、あるいは曜日データや数値の集計など、日常的なアプリケーションの中で非常に多く登場します。繰り返し処理であるFor文やFor Each文と組み合わせることで、配列の中身を順番に処理することも簡単に行えるようになります。特にFor Eachは構文が読みやすく、配列処理の中では非常によく使われる書き方です。 さらに、配列の内容をまとめて初期化したり、後から値を変更したり、配列の長さを調べたりといった操作も、小さなプログラムを書きながら自然と身につくものです。こうした地道な基礎を身につけることで、VB.NETでのプログラム構築がより楽しく、そして効率的になっていくでしょう。 以下に、学んだ内容を踏まえた追加のサンプルプログラムを掲載します。配列の基本操作をひととおり試せる内容になっているので、実際にコードを入力して動かしてみることで理解が深まります。

追加のサンプルプログラム


' 配列の基本操作をまとめて確認するサンプル
Module Program
    Sub Main()
        ' 人の名前を配列でまとめる
        Dim names() As String = {"田中", "佐藤", "鈴木", "高橋"}

        Console.WriteLine("名前一覧:")
        For Each n As String In names
            Console.WriteLine("- " & n)
        Next

        ' 配列の値を変更する
        names(2) = "山田"
        Console.WriteLine("変更後の3人目: " & names(2))

        ' 数値配列の平均を求める
        Dim scores() As Integer = {72, 88, 91, 65, 80}
        Dim sum As Integer = 0

        For Each s As Integer In scores
            sum += s
        Next

        Dim average As Double = sum / scores.Length
        Console.WriteLine("合計点: " & sum)
        Console.WriteLine("平均点: " & average)

        ' 配列と条件分岐を組み合わせる例
        Console.WriteLine("80点以上のスコア:")
        For Each s As Integer In scores
            If s >= 80 Then
                Console.WriteLine(s)
            End If
        Next

        Console.WriteLine("Enterキーで終了します。")
        Console.ReadLine()
    End Sub
End Module

このサンプルでは、配列を使った基本的な操作をひととおりまとめています。配列の一覧表示、値の変更、合計と平均の算出、条件分岐との組み合わせなど、実際のプログラムでよくある処理を再現しています。こうして具体的に手を動かしてみることで、配列がどのような場面で便利なのか、またVB.NETにおける配列がどれほど重要な仕組みなのかがより鮮明に理解できるようになります。 配列は単にデータを並べるための仕組みではなく、プログラム全体の構造を整理するための大切な役割を持っています。配列を使いこなせるようになると、複雑なデータ処理や大規模なデータ管理も少しずつ書けるようになり、VB.NETの開発がより実践的で楽しいものになるでしょう。初心者のうちはまず基本の書き方を繰り返し練習しながら、配列と繰り返し処理の組み合わせを自然に使えるようになることを目標にすると良いでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「配列って最初は難しそうに見えましたけど、番号を使ってデータを取り出す仕組みだと思うと分かりやすいですね!」

先生

「その通りです。配列は“番号付きの箱”をイメージすると理解しやすいんですよ。同じ型のデータをまとめて管理できるのが大きな特徴です。」

生徒

「For文やFor Each文を使って、配列の中身を全部処理できるのも便利ですね!一覧表示が簡単に書けて驚きました。」

先生

「配列は繰り返し処理と相性が良いので、これからいろんなデータ処理に活用できますよ。平均を計算したり、条件をつけて取り出したり、用途はたくさんあります。」

生徒

「インデックスが0から始まるのは少し戸惑いましたが、慣れると自然に使えそうです。もっと練習したいです!」

先生

「その気持ちが大切です。配列はVB.NETの基礎の中でも特に重要なので、ぜひ沢山手を動かして身につけていきましょう。」

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