ASP.NET MVCとASP.NET Core MVCの違いを整理|初心者向け解説
生徒
「先生、ASP.NET MVCとASP.NET Core MVCって名前が似ていますけど、何が違うんですか?」
先生
「とても大事なポイントだね。両方ともWebアプリケーションを作る仕組みだけど、世代や考え方が違うんだ。昔のASP.NET MVCと新しいASP.NET Core MVCを比較しながら理解すると分かりやすいよ。」
生徒
「なるほど!じゃあ、それぞれどんな特徴があるのか整理して教えてください。」
先生
「OK、それじゃあ一緒に見ていこう!」
1. ASP.NET MVCとは?
ASP.NET MVCは2009年に登場したフレームワークです。MVCというのは「Model(モデル)」「View(ビュー)」「Controller(コントローラ)」の略で、役割を分けてWebアプリケーションを開発できる仕組みです。
例えばレストランに例えると、モデルは「料理を作るキッチン」、ビューは「料理をお客さんに出すお皿」、コントローラは「注文を受けてキッチンに伝える店員さん」と考えるとイメージしやすいです。
ASP.NET MVCの特徴は、Windows環境に特化しており、Visual Studioと組み合わせて使うことが基本でした。また、サーバーはIIS(Internet Information Services)に依存していたため、環境の自由度はあまり高くありませんでした。
2. ASP.NET Core MVCとは?
ASP.NET Core MVCは2016年に登場しました。従来のASP.NETをゼロから再設計し、軽量でモダンな仕組みになっています。最大の違いはクロスプラットフォーム対応で、WindowsだけでなくLinuxやMacでも動かせる点です。
また、Web APIとMVCの仕組みを統合しており、1つのフレームワークでWebサイトもAPIも作れるのが大きな特徴です。クラウドやマイクロサービスとの相性も良く、現代のWebアプリケーション開発ではASP.NET Core MVCが主流になっています。
3. ASP.NET MVCとASP.NET Core MVCの比較表
違いを一覧で整理すると次のようになります。
| 項目 | ASP.NET MVC | ASP.NET Core MVC |
|---|---|---|
| リリース年 | 2009年 | 2016年 |
| 動作環境 | Windowsのみ(IIS必須) | クロスプラットフォーム(Windows, Linux, Mac対応) |
| 構造 | MVCのみ | MVCとWeb APIが統合 |
| 速度・性能 | 従来型でやや重い | 軽量・高速化されている |
| 依存関係 | .NET Frameworkに依存 | .NET 5以降に統合され進化中 |
| クラウド対応 | 限定的 | Azureやクラウド環境と親和性が高い |
4. 初心者が理解すべきポイント
ASP.NET MVCとASP.NET Core MVCを比べると、初心者が押さえておくべき重要な違いは次の3つです。
- 動く環境: MVCはWindows限定、Core MVCはどんなOSでも動かせる。
- 機能の統合: CoreではWeb APIと統合され、シンプルに開発できる。
- これから学ぶならCore: 現代の開発ではASP.NET Core MVCが中心なので、初心者もこちらを学んでいくのが安心。
つまり、ASP.NET MVCは歴史的に重要な役割を果たしましたが、現在はASP.NET Core MVCが進化した形で使われています。