VB.NETでHello Worldを表示するには?最初の1行を実行してみよう
生徒
「VB.NETをインストールできました!次は何をしたらいいんですか?」
先生
「おめでとうございます!では、まず最初にプログラミングの基本中の基本『Hello World(ハローワールド)』を表示してみましょう。」
生徒
「ハローワールドって何ですか?」
先生
「プログラミングを始めるときの定番の最初の一歩です。『こんにちは、世界!』という意味で、まず文字を画面に表示させることで、プログラムがちゃんと動くことを確認する目的がありますよ。」
生徒
「なんだか楽しみです!」
先生
「それでは、一緒にVB.NETでHello Worldを表示してみましょう!」
1. 「Hello World」とは?
Hello World(ハローワールド)は、プログラミングの入門でよく使われる定番の例です。パソコンの画面に「Hello World」と表示するだけのとても簡単なプログラムです。
この表示がうまくできれば、「開発環境(かいはつかんきょう)」が正しく動いているということになります。
開発環境とは、プログラムを作って実行するための準備が整っている状態のことです。
2. コンソールアプリとは?
今回は、「コンソールアプリケーション」という種類のプログラムを使って、文字を表示します。
コンソールアプリとは、黒い画面に文字だけを表示するシンプルなプログラムです。ボタンやマウスを使わず、キーボードだけで操作します。
初心者にとって、プログラムのしくみを学ぶには最適な方法です。
3. 新しいVB.NETプロジェクトを作る手順
まずはVisual Studioで、新しいプロジェクトを作成しましょう。
- Visual Studioを起動する
- 「新しいプロジェクトの作成」を選ぶ
- テンプレートの検索で「Console App」を選ぶ
- 言語を「Visual Basic」にする
- プロジェクト名を入力して「作成」をクリック
これで、VB.NETのコードを書ける画面が開きます。
4. Hello Worldを表示するコード
次のようにコードを書いてみましょう。
Module Program
Sub Main()
Console.WriteLine("Hello World")
End Sub
End Module
Console.WriteLineは、「コンソール画面に文字を表示する」という命令です。かっこの中に表示したい文字をダブルクォーテーション(")で囲んで書きます。
5. 実行して結果を見てみよう
上のコードを入力したら、画面上部の「▶(再生マーク)」をクリックしてプログラムを実行してみましょう。
すると、黒い画面(コンソール)に「Hello World」と表示されます。
Hello World
これが、VB.NETで最初に作る「Hello Worldプログラム」です。
6. よくある間違いと注意点
プログラミングでは、ほんの少しのミスでも動かなくなることがあります。
- ダブルクォーテーションが全角になっている
→「"Hello World"」は必ず半角の " を使いましょう。 - スペルミス
→「Console」や「WriteLine」の綴りを間違えないようにしましょう。 - 行の終わりに「'」を入れない
→「'」はコメント(メモ)なので、必要なければ入れなくてもOKです。
7. なぜHello Worldから始めるのか?
プログラミングの第一歩として、Hello Worldを表示するのには理由があります。
- 画面に文字を表示することで、命令が動く仕組みを体験できる
- コーディングの基本構造(モジュール、サブプロシージャなど)を知るきっかけになる
- Visual StudioやVB.NETの開発環境が正しく動作しているか確認できる
これからプログラミングを学ぶにあたって、最初の一歩としてとても重要な体験になります。
8. 自分で文字を変えてみよう
次に、自分の好きなメッセージを表示してみましょう。たとえば、次のように書き換えると、「こんにちは、VB.NET!」というメッセージが表示されます。
Module Program
Sub Main()
Console.WriteLine("こんにちは、VB.NET!")
End Sub
End Module
こんにちは、VB.NET!
このように、表示する文字を自由に変えることで、プログラムに命令を与える感覚をつかむことができます。
まとめ
VB.NETで最初に実行する「Hello World」は、プログラミングの基礎を理解するための重要な入口となります。特に初心者がVB.NETを学ぶ際には、モジュール構造、エントリーポイントであるSub Main()、コンソール画面への出力命令であるConsole.WriteLine()など、プログラムを構成する基本的な要素を自然に学べる機会となります。専門的なアプリケーション開発に進む前に、まずはテキストを表示し、プログラムが指示通り実行されるかを確認することで、コードと動作が結びついた理解が身につきます。
また「Hello World」は単に文字を表示するだけではなく、プログラムのしくみ、コンパイルの流れ、文字列の扱い、文字コードの違い、半角・全角の区別、スペルミスの影響など、基礎的でありながら実務に直結する知識を得られます。特に初学者がつまずきやすいポイントとして「ダブルクォーテーションが全角になっている」「綴り間違い」「モジュールやサブプロシージャの位置を誤る」といった基本的なミスが多く見られます。これらをあらかじめ理解しておくことで、今後より複雑な処理やオブジェクト指向を学ぶ際にスムーズに進められるようになります。
さらに、表示される文字列を自分の好きなメッセージに変えることで「プログラムは命令を与えることで動く」という実感が得られ、より主体的に学習できるようになります。ここで得られる成功体験は、今後の継続的な学習にも大きなモチベーションとなるでしょう。
下記では本記事の内容を踏まえ、少し応用したサンプルコードを示します。入力された文字をコンソールに表示する簡単なプログラムで、「文字列変数」「入力受付」「出力処理」の3つを同時に体験できる内容となっています。
まとめサンプルコード:入力された文字を表示するプログラム
Module Program
Sub Main()
Console.WriteLine("好きなメッセージを入力してください:")
Dim message As String = Console.ReadLine()
Console.WriteLine("あなたが入力したメッセージはこちらです:")
Console.WriteLine(message)
Console.WriteLine("Enterキーで終了します")
Console.ReadLine()
End Sub
End Module
このコードでは、Console.ReadLine()でキーボード入力を受け取り、それを変数messageに保存したうえでConsole.WriteLine()で出力しています。プログラムは単なる静的な表示から「データを受け取り処理した結果を返す」という流れへ発展し、より実践的な開発に近づく第一歩となります。ここで学んだ基礎は、ファイル読み込み処理、ユーザー入力フォーム、ログデータ出力など多くの実務シーンに応用できます。
また、コンソールアプリケーションは見た目こそシンプルですが、バックエンド処理、業務システムのバッチ処理、デバッグ用ツール作成など幅広い用途で使われています。そのため「Hello World」をきっかけに文字出力→入力処理→条件分岐→繰り返し処理→クラス設計と段階的に学ぶことで、より高度なVB.NETプログラムが書けるようになります。
プログラミングの学習は一歩一歩積み重ねることで理解が深まり、本当の力となります。「Hello World」はその最初の土台であり、基礎をしっかり固めることで将来的なアプリケーション開発に大きく役立ちます。
生徒
「最初はただ文字を表示するだけだと思っていましたが、Hello Worldにもいろいろな意味があるんですね!」
先生
「そうなんです。プログラムの基本構造や命令の流れを理解するための大切なステップなんですよ。ここをしっかり押さえておくと、後で複雑なコードを書くときに役立ちます。」
生徒
「入力した文字を表示するサンプルも試してみました!動くと嬉しいですね!」
先生
「その気持ちはとても大事です。次は条件分岐や変数の型を学びながら、より実用的なプログラムを作っていきましょう。」
生徒
「はい!もっとVB.NETのコードを書いてみます!」