カテゴリ: VB.NET 更新日: 2025/12/19

VB.NETのインターフェイスとImplementsを完全ガイド!初心者でも理解できるオブジェクト指向入門

VB.NETのインターフェイスとImplementsの基本
VB.NETのインターフェイスとImplementsの基本

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「VB.NETのインターフェイスってよく聞きますが、どんなものなんでしょうか?」

先生

「インターフェイスは、クラスに“こういう機能を持ちなさい”と約束させるための仕組みです。」

生徒

「なるほど…でも、どんなときに使うんですか?」

先生

「それを今から、身近なたとえを使いながら、わかりやすく説明していきましょう!」

1. インターフェイスとは何か?

1. インターフェイスとは何か?
1. インターフェイスとは何か?

VB.NETのインターフェイス(Interface)とは、クラスに「このメソッドを必ず作りなさい」と決まりを与えるための仕組みです。これは実際の処理を持たない“設計図”のようなもので、書かれているのはメソッド名や引数などの骨組みだけです。

例えば、学校で「必ず提出しなければいけない書類」が決まっているとします。内容は人によって違っても、提出するというルールは共通ですよね。これがインターフェイスに近いイメージです。実際の中身は各クラスが自由に作ることができますが、どのクラスも同じメソッドを持つことが保証されます。

プログラミングの世界では、複数のクラスに共通の機能を持たせたいときによく使われます。特にVB.NETのオブジェクト指向では、とても重要なキーワードになります。

2. Implementsとは何か?

2. Implementsとは何か?
2. Implementsとは何か?

Implements(インプリメンツ)とは、クラスが「このインターフェイスに書かれているメソッドを実際に作ります」と宣言するためのキーワードです。

インターフェイスが設計図なら、Implementsは「この設計図どおりに建物を作ります」と言っている状態です。設計図に書かれているメソッドは、クラス内で必ず実装しなければなりません。

3. インターフェイスの基本的な書き方

3. インターフェイスの基本的な書き方
3. インターフェイスの基本的な書き方

まずはVB.NETでのインターフェイスの書き方を見てみましょう。


Public Interface IAnimal
    Sub Speak()
End Interface

この例では、IAnimalというインターフェイスを作っています。中には Speak というメソッドが宣言されていますが、処理内容は書かれていません。これは「動物なら声を出すはずだから、そのメソッドを必ず作りなさい」という約束を作っているだけです。

4. Implementsを使ったクラスの実装例

4. Implementsを使ったクラスの実装例
4. Implementsを使ったクラスの実装例

続いて、このインターフェイスを使ってクラスを作ってみます。


Public Class Dog
    Implements IAnimal

    Public Sub Speak() Implements IAnimal.Speak
        Console.WriteLine("ワンワン")
    End Sub
End Class

Dogクラスは Implements IAnimal と宣言しているので、Speak メソッドを必ず作らなければいけません。もし作らないとエラーが出ます。

実行すると、次のように表示されます。


ワンワン

インターフェイスは処理を持たないのに、クラス側では好きな内容を入れられるため、動物ごとに声を変えることも簡単にできます。

5. 複数のクラスが同じインターフェイスを共有する例

5. 複数のクラスが同じインターフェイスを共有する例
5. 複数のクラスが同じインターフェイスを共有する例

インターフェイスの大きな利点は、複数のクラスで共通のメソッド名を使えることです。異なるクラスでも、インターフェイスを通じて同じ機能を持つことが保証されます。


Public Class Cat
    Implements IAnimal

    Public Sub Speak() Implements IAnimal.Speak
        Console.WriteLine("ニャーニャー")
    End Sub
End Class

このように、猫クラスも同じSpeakメソッドを持ちますが、動物ごとに違う声を出す処理を書くことができます。

動物をまとめて扱うこともできます。


Dim animals As List(Of IAnimal) = New List(Of IAnimal) From {
    New Dog(),
    New Cat()
}

For Each a In animals
    a.Speak()
Next

ワンワン
ニャーニャー

このように、インターフェイスを使うことで、異なるクラスでも共通のメソッドを扱えるので、プログラムが整理され、読みやすくなります。

6. インターフェイスを使うメリット

6. インターフェイスを使うメリット
6. インターフェイスを使うメリット

VB.NETでインターフェイスを使うメリットをまとめておきます。

  • 複数のクラスで同じ機能を持たせることができ、プログラムが整理されやすい。
  • 処理を統一できるため、チーム開発でも役に立つ。
  • 実装の中身は自由なので、柔軟性も高い。
  • VB.NETのオブジェクト指向の理解が深まり、より複雑なアプリケーションにも応用できる。

初心者にとってインターフェイスは少し難しく感じる部分ですが、実際には「決まりを作るための設計図」と考えると理解しやすくなります。VB.NETでオブジェクト指向を扱うときには欠かせない要素なので、少しずつ慣れていきましょう。

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