VB.NETのインターフェイスとImplementsを完全ガイド!初心者でも理解できるオブジェクト指向入門
生徒
「VB.NETのインターフェイスってよく聞きますが、どんなものなんでしょうか?」
先生
「インターフェイスは、クラスに“こういう機能を持ちなさい”と約束させるための仕組みです。」
生徒
「なるほど…でも、どんなときに使うんですか?」
先生
「それを今から、身近なたとえを使いながら、わかりやすく説明していきましょう!」
1. インターフェイスとは何か?
VB.NETのインターフェイス(Interface)とは、クラスに「このメソッドを必ず作りなさい」と決まりを与えるための仕組みです。これは実際の処理を持たない“設計図”のようなもので、書かれているのはメソッド名や引数などの骨組みだけです。
例えば、学校で「必ず提出しなければいけない書類」が決まっているとします。内容は人によって違っても、提出するというルールは共通ですよね。これがインターフェイスに近いイメージです。実際の中身は各クラスが自由に作ることができますが、どのクラスも同じメソッドを持つことが保証されます。
プログラミングの世界では、複数のクラスに共通の機能を持たせたいときによく使われます。特にVB.NETのオブジェクト指向では、とても重要なキーワードになります。
2. Implementsとは何か?
Implements(インプリメンツ)とは、クラスが「このインターフェイスに書かれているメソッドを実際に作ります」と宣言するためのキーワードです。
インターフェイスが設計図なら、Implementsは「この設計図どおりに建物を作ります」と言っている状態です。設計図に書かれているメソッドは、クラス内で必ず実装しなければなりません。
3. インターフェイスの基本的な書き方
まずはVB.NETでのインターフェイスの書き方を見てみましょう。
Public Interface IAnimal
Sub Speak()
End Interface
この例では、IAnimalというインターフェイスを作っています。中には Speak というメソッドが宣言されていますが、処理内容は書かれていません。これは「動物なら声を出すはずだから、そのメソッドを必ず作りなさい」という約束を作っているだけです。
4. Implementsを使ったクラスの実装例
続いて、このインターフェイスを使ってクラスを作ってみます。
Public Class Dog
Implements IAnimal
Public Sub Speak() Implements IAnimal.Speak
Console.WriteLine("ワンワン")
End Sub
End Class
Dogクラスは Implements IAnimal と宣言しているので、Speak メソッドを必ず作らなければいけません。もし作らないとエラーが出ます。
実行すると、次のように表示されます。
ワンワン
インターフェイスは処理を持たないのに、クラス側では好きな内容を入れられるため、動物ごとに声を変えることも簡単にできます。
5. 複数のクラスが同じインターフェイスを共有する例
インターフェイスの大きな利点は、複数のクラスで共通のメソッド名を使えることです。異なるクラスでも、インターフェイスを通じて同じ機能を持つことが保証されます。
Public Class Cat
Implements IAnimal
Public Sub Speak() Implements IAnimal.Speak
Console.WriteLine("ニャーニャー")
End Sub
End Class
このように、猫クラスも同じSpeakメソッドを持ちますが、動物ごとに違う声を出す処理を書くことができます。
動物をまとめて扱うこともできます。
Dim animals As List(Of IAnimal) = New List(Of IAnimal) From {
New Dog(),
New Cat()
}
For Each a In animals
a.Speak()
Next
ワンワン
ニャーニャー
このように、インターフェイスを使うことで、異なるクラスでも共通のメソッドを扱えるので、プログラムが整理され、読みやすくなります。
6. インターフェイスを使うメリット
VB.NETでインターフェイスを使うメリットをまとめておきます。
- 複数のクラスで同じ機能を持たせることができ、プログラムが整理されやすい。
- 処理を統一できるため、チーム開発でも役に立つ。
- 実装の中身は自由なので、柔軟性も高い。
- VB.NETのオブジェクト指向の理解が深まり、より複雑なアプリケーションにも応用できる。
初心者にとってインターフェイスは少し難しく感じる部分ですが、実際には「決まりを作るための設計図」と考えると理解しやすくなります。VB.NETでオブジェクト指向を扱うときには欠かせない要素なので、少しずつ慣れていきましょう。