カテゴリ: VB.NET 更新日: 2026/01/10

VB.NETの例外処理でよくあるアンチパターンと注意点を初心者向けに徹底解説

VB.NETの例外処理でよくあるアンチパターンと注意点
VB.NETの例外処理でよくあるアンチパターンと注意点

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「VB.NETの例外処理って便利そうですが、使い方を間違えると良くないって聞きました」

先生

「その通りです。特によくある失敗の形、つまりアンチパターンを知ることが大切です」

生徒

「アンチパターンって何ですか?初心者でも気をつけたほうがいいですか?」

先生

「初心者ほど知っておくと安心です。順番に具体例を見ていきましょう」

1. アンチパターンとは何か

1. アンチパターンとは何か
1. アンチパターンとは何か

アンチパターンとは、一見すると正しそうに見えるけれど、実は後から問題が起きやすい書き方や考え方のことです。料理で例えると、味は一時的に良くても、体に悪い調理方法のようなものです。

VB.NETの例外処理では、動くけれど「読みにくい」「遅くなる」「原因が分からなくなる」書き方が多く見られます。

2. Catchで何もしないアンチパターン

2. Catchで何もしないアンチパターン
2. Catchで何もしないアンチパターン

Try
    Dim x As Integer = 10 \ 0
Catch ex As Exception
    ' 何もしない
End Try

この書き方は非常によく見かけますが、危険です。エラーが起きても画面には何も表示されず、問題が隠れてしまいます。

例えるなら、火災報知器が鳴っているのに、電源を切って気づかないふりをするような状態です。

3. すべてExceptionで受け取るアンチパターン

3. すべてExceptionで受け取るアンチパターン
3. すべてExceptionで受け取るアンチパターン

Try
    Dim numbers() As Integer = {1, 2, 3}
    Console.WriteLine(numbers(5))
Catch ex As Exception
    Console.WriteLine("エラーが起きました")
End Try

Exceptionはすべてのエラーの親のような存在です。何が起きたのか分からなくなり、原因調査が難しくなります。

初心者のうちは詳細な種類分けは難しいですが、「何が起きたかを表示する」意識だけでも大切です。

4. 例外処理を条件分岐の代わりに使うアンチパターン

4. 例外処理を条件分岐の代わりに使うアンチパターン
4. 例外処理を条件分岐の代わりに使うアンチパターン

Try
    Dim text As String = Nothing
    Console.WriteLine(text.Length)
Catch ex As Exception
    Console.WriteLine("文字がありません")
End Try

これは事前にチェックすれば防げるエラーです。毎回例外を起こすのは、わざと転んでから立ち上がるようなものです。

VB.NETでは、If文で確認できることは、先に確認するのが基本です。

5. Finallyに重たい処理を書くアンチパターン

5. Finallyに重たい処理を書くアンチパターン
5. Finallyに重たい処理を書くアンチパターン

Try
    Console.WriteLine("処理中")
Catch ex As Exception
    Console.WriteLine("エラー")
Finally
    System.Threading.Thread.Sleep(3000)
End Try

Finallyは必ず実行されます。ここに時間のかかる処理を書くと、正常時でも動作が遅くなります。

掃除だけする場所に、引っ越し作業を入れてしまうようなものです。

6. 例外メッセージをそのまま表示する注意点

6. 例外メッセージをそのまま表示する注意点
6. 例外メッセージをそのまま表示する注意点

ex.Messageをそのまま表示すると、専門的すぎて初心者や利用者には意味が分かりません。

また、内部情報が表示されることで、セキュリティ面の問題につながることもあります。人に見せるメッセージと、開発者が確認する情報は分けて考える必要があります。

7. Tryの範囲が広すぎるアンチパターン

7. Tryの範囲が広すぎるアンチパターン
7. Tryの範囲が広すぎるアンチパターン

Tryブロックが大きすぎると、「どこでエラーが起きたか」が分かりにくくなります。

初心者は「この行でエラーが起きそう」という最小限の範囲にTryを書く意識を持つと、読みやすいコードになります。

8. 初心者が覚えておくべき例外処理の心構え

8. 初心者が覚えておくべき例外処理の心構え
8. 初心者が覚えておくべき例外処理の心構え

VB.NETの例外処理は、エラーを隠すためのものではありません。問題を安全に受け止め、原因を見つけやすくするための仕組みです。

アンチパターンを避け、「なぜここで例外処理を書くのか」を考えることで、読みやすく安心できるプログラムになります。

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